4時間で主な観光地をすべて巡れるバスツアーに参加してみました
10月上旬、ハバロフスクの地元旅行会社ダリゲオ・ツアーが主催するオーディオガイドバスツアーに参加しました。雲ひとつない秋晴れで、もともと晴天の日が多いハバロフスクらしい陽気となり、市内観光にぴったりの1日でした。
このツアーは、ロシア語や英語、日本語、ドイツ語、フランス語の5ヶ国語で展開されており、約4時間でハバロフスクの主要な観光スポットを巡ることができます。
ツアーの集合場所は、アムール川沿いに立地しているパルスホテルやインツーリストホテルなど市内の主要ホテルからもアクセスのよい、コムソモーリスカヤ広場です。
集合したら、このようなオーディオガイドが配られます。バスでの移動のため、寒い冬の時期も快適に観光を楽しむことができます。
最初に訪ねるのは、ハバロフスクのメイン観光スポットであるアムール川展望台「ウチョース」です。ウチョースからはアムール川やアムール橋の壮大な景色を楽しむことができるだけでなく、周辺には郷土史博物館やハバロフスクにゆかりのある歴史的人物の銅像なども集まっています。
ハバロフスクはこのアムール川沿いのエリアから歴史が始まりました。オーディオガイドでは、ハバロフスクの歴史についても知ることができます。
展望台の前に建立されたのは、19世紀にこの地で活躍した東シベリア総督のムラヴィヨフ・アムールスキーの銅像です。
展望台を訪ねた後は、集合場所のコムソモーリスカヤ広場とウスペンスキー教会を車窓から見学します。冬の時期は風があると川沿いのエリアはかなり体感温度が下がるのですが、バスで暖をとれるため真冬の観光も安心です。
次に訪ねるのは、栄光広場とスパソ・プレオブラジェンスキー教会です。栄光広場の戦没者名が刻まれた巨大なモニュメントは迫力があります。金色の屋根が美しいスパソ・プレオブラジェンスキー教会はロシア国内で3番目の高さを誇る教会で、見ごたえがあります。オーディオガイドを聞きながら、周辺を散策できます。
それからバスはメインストリートである「ムラヴィヨフ・アムールスキー通り」を通ってレーニン広場に移動します。先ほどの東シベリア総督から名をとった通りには、ハバロフスク特有の赤茶と灰色の煉瓦造りの建物や、ドイツ系商人のクラシカル様式の建物、玉ねぎ屋根が特徴的なネオ・ロシア様式、ソ連時代の構成主義様式などの歴史的な建築も多く残っており、ヨーロッパのような街並みを楽しむことができます。
通り沿いに、街の中心地であるレーニン広場があります。レーニン広場には夏場は噴水が涼やかに彩り、冬場は市民らによる氷や雪の彫刻がつくられ、にぎわう場所となっています。レーニン広場という名前が付けられているとおり、レーニン像があります。
緑豊かなディナモ公園にある池と噴水を見学した後、ハバロフスク駅に向かいます。ハバロフスク駅はシベリア横断鉄道の通過駅です。ウラジオストクとハバロフスクは夜行列車に乗れば1日で移動できるため、シベリア横断鉄道の旅を楽しみながら、極東ロシアの2都市を巡るのがおすすめです。
駅からさらに車を走らせ、郊外のアムール川鉄橋に向かいます。この鉄橋はロシアの5000ルーブル紙幣に印刷されていて、ロシア人なら誰でも知っている有名な橋です。
鉄道と自動車が横断できる二重構造となっており、橋からはアムール川が一望できます。
この写真は鉄橋のたもとにあるアムール川鉄橋歴史博物館です。
実際に体験ツアーに参加してみて、4時間というわずかな時間で、市内中心部からアクセスの難しいアムール川鉄橋まで、ハバロフスクの主な観光スポットを快適に訪ねられることがわかりました。
オーディオガイドを聞きながら観光することで、ただ自分で行くだけではわからないハバロフスクに関する面白い情報も得られ、大変満足なツアーでした。帰りも市内中心部で解散となるので、そのまま市内の散策ができます。
ツアー参加の詳しい情報はこちら。申込みは以下の3つの方法があります。
(1) 提携ホテルのレセプションで申し込みと支払い
(2) ダリゲオ・ツアーのHPで申し込み、カード決済
(3) ダリゲオ・ツアーにメールまたは電話で申し込み、当日現金またはカード払い
●ツアー価格 | ツアー代金は1名1500ルーブル |
●ツアー開催時期 | 夏場(4月25日~10月10日):毎週月、水、土曜日 冬場(10月10日~4月25日):6名以上参加で個別に実施 |
●連絡先 | DALGEO TOURS Volochaevskaya st 163 |
Web-site | www.dalgeotour.com |
+79147724987 | |
Skype | Dalgeo Tours (24hours) |
travel@dalgeotour.com |
ダリゲオ・ツアーのヤコベンコ社長は、みなさんをお待ちしています。
(Ayano)
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。