8月1日(日)ハバロフスクの街歩きオンラインツアーが開催されます

ハバロフスク街歩きオンラインツアー開催
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梅雨明けからうだるような暑さが続く日本ですが、成田からフライト3時間で行ける極東ロシアのハバロフスクの夏はさわやかです。公園が多く、至るところで花が咲き、旅するには最高の季節です。

ハバロフスクの旅行会社ダリゲオツアーは、現地発のユニークなツアーをいくつも企画催行していますが、今回は8月1日(日)に実施される「【ロシアより生中継】日本から一番近いヨーロッパ!緑と花が映える夏のハバロフスク散歩」と題した街歩きオンラインツアーの内容を紹介しましょう。

以下は、ダリゲオツアーが過去に催行したツアーの一部です。

今回のコースはアムール川沿いの、ハバロフスクで最もフォトジェニックな地区を歩きます。以下、ツアーで訪れるポイントをざっと紹介していきましょう。

始点は、アムール川のほとりにあるムラヴィヨフ・アムールスキー像の前です。この人物は19世紀半ばに東シベリア総督となり、ロシアと当時の清国の国境を確定させたことで有名です。ハバロフスクのみならず、極東ロシアの立役者いえます。

アムール川のほとりにあるムラヴィヨフ・アムールスキー像

像の向かいにアムール川を一望にできる展望台「ウチョース」があります。アムール川(中国名は黒龍江)は、ロシアと中国との国境を流れる全長4440kmの大河で、ハバロフスクから支流のウスリー川と南北に分かれ、オホーツク海に注ぎます。夏はのどかな岸辺で水浴びを楽しむ人たちが見られます。

像の向かいにアムール川を一望にできる展望台「ウチョース」があります。

次に訪ねるのは、展望台のそばにある郷土史博物館(Хабаровский Краевой Музей имени Н.И. Гродекова)です。

展望台のそばにある郷土史博物館です

ツアーでは中に入りませんが、極東ロシアの自然や民俗文化、歴史に関する資料を多数展示しています。館内は「森林」(タイガに生息する動物)「アムール川」(水生動物やマンモス、恐竜)「考古学」(石器時代の出土品)「民俗学」(先住民族の生活や祭祀に関するコレクション)「ハバロフスク地方史」(19世紀半ば以降のコサックを中心にしたロシアの東進に関わる歴史)「児童博物館」(古代ロシアの生活文化)などのセクションに分かれています。

博物館の前に不思議な亀の像がありますが、これは女真族という中国の金や清国を興した先住民族の王の墓から発掘されたものです。こういう歴史的文物があることがハバロフスクの特徴といえるでしょう。

博物館の前に不思議な亀の像があります

それから川に並行して延びる通りを東に向かいます。通り沿いには、極東美術館(Дальневосточный Художественный Музей)や極東フィルハーモニー(Хабаровская краевая филармония)と呼ばれるコンサートホールがあります。

しばらくすると、ウスペンスキー教会が見えてきます。高さ58mの美しいシルエットが印象的です。

ウスペンスキー教会。高さ58mの美しいシルエットが印象的です

教会の隣に広がるのは、コムソモーリスカヤ広場(Комсомольская пл ощадь)です。この広場からはアムール川が一望にできますし、川沿いのプロムナードにつながる階段があります。このプロムナードを東に歩いていくと、アムール川の遊覧船乗り場があります。

教会の隣に広がるのは、コムソモーリスカヤ広場

今回は川には降りません。反対に川に対して垂直に延びているハバロフスクのメインストリートであるムラヴィヨフ・アムールスキー通り(ул.Муравьёва-Амурского)を歩きます。

反対に川に対して垂直に延びているハバロフスクのメインストリートであるムラヴィヨフ・アムールスキー通り

広場のすぐ前にレンガ造りの学術図書館があります。これはハバロフスク建市当初、この地に来たブリュスニンという商人が建てたもので、時計塔が設置された最初の建物です。

広場のすぐ前にレンガ造りの学術図書館があります

この通りは、アールヌーヴォーをはじめとした個性的な建築が並んでいます。

学術図書館から南東に向かって大きな坂道となっているツルゲーネフ通りの先に、この町で最も大きなスパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂(Спасо-Преображенский Кафедральный Собор)が見えます。

この町で最も大きなスパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂

実をいうと、この周辺には20世紀初頭、多くの日本人が住んでいました。彼らはハバロフスクで貿易や商売を行っていました。最盛期の1919年には677人の日本人居留民がいた記録が残っています。

このユニークな外観の建物は、1896(明治29)年にこの地で写真館を開業した愛知県出身の竹内一次(1868~1927)が建てた洋館です。ロシア風のタマネギ屋根と通りに面した円柱ビルの表面に彫られた竹内家の家紋「笹りんどう」は、ハバロフスクの文化遺産のひとつです。

ユニークな建物は、この地で写真館を開業した愛知県出身の竹内一次が建てた洋館

ここでいったん引き返し、コムソモーリスカヤ広場の周辺にあるチョコレートショップや日本風のラーメン屋さん、カフェなどに立ち寄りながら、ハバロフスクで最も格式のあるパ―ルスホテル(Парус)に向かいます。

このホテルは、アムール川沿いの高台に建つ迎賓館を改装したもので、旧館のスイートルームはとても豪華です。1891(明治24年)に当時のニコライ皇太子がアジア視察旅行で日本を立ち寄ったあと、ハバロフスクに滞在したとき、このホテルに宿泊したそうです。

ホテルは、アムール川沿いの高台に建つ迎賓館を改装したもので、旧館のスイートルームはとても豪華

ホテルのロビーで、質疑応答タイムになります。このオンラインツアーは、日本語ガイドと随時コミュニケーションが取れる参加型です。気になる場所や質問を直接ガイドに聞くことができます。ハバロフスク旅行を計画している方にはとても役立つツアーです。

ツアーの申し込みは下記からどうぞ↓

〈企画名〉【ロシアより生中継】日本から一番近いヨーロッパ!緑と花が映える夏のハバロフスク散歩
〈日時〉2021/8/1 (日) 日本時間 11:00-12:00
〈企画催行会社〉ダリゲオツアー

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