ハバロフスクの遊び心あふれるエンタメバー2軒を紹介します
ハバロフスクは白樺並木の街路樹とアールヌーヴォー建築の並ぶ美しい街並みに恵まれた大人の町です。いわゆる繁華街のような場所はほぼないのですが、遊び心あふれるおしゃれなバーが市内各地に点在しています。
↓アールヌーヴォーの街並みはコチラ
アムール川が一望できるコムソモーリスカヤ広場からムラヴィヨフ・アムールスキー通りを歩いてすぐの、コムソモール通りの角の左手にあるのが「ハーレーダビッドソン・バー」です。
正式名は「キャバレーサルーン・ハーレーダビッドソン(Cabaret saloon Harley Davidson)」だそうですが、名前の由来はともかく、店内はアメリカのウエスタンバーのような演出が楽しめる、にぎやかな空間となっています。
フロアはけっこう広く、奥にメキシコ風のガイコツのイラストに包まれた秘密の小部屋や、ライブも行われるダンスフロアなど、いくつかのスペースに分かれています。ライブはたいてい週末に行われるそうです。
バーテンたちはみんな明るくサービス精神旺盛で、客を楽しませてくれます。
バーボンやビールだけではなく、お酒の種類はほとんどなんでも楽しめますが、カクテルの種類が豊富です。ウォッカベースでフルーティなテイストとミントの香りが利いた爽やかなカクテルを注文してみました。
この店の営業は夜7時から。毎日朝7時までやっている完全夜更かしバーです。場所もわかりやすいので、ぜひ訪ねてみてください。
もう一軒は郊外にあるクラブ風レストランバーの「エホー(эхо)」です。
ギリシア神話に登場する森のニンフ、エーコーと彼女が愛した美少年ナルキッソスについての伝説、すなわち森の中の泉を舞台にしたふたりの報われない愛の物語は、このレストランの装飾デザインやインテリアのイメージのベースになったそうです。
天井の高いレストランフロアには、自由かつおおらかなデコレーションが施されています。昼間にはその空間は空気や緑、陽光の眩しさで満たされ、夜になると、天井から吊り下げられた細長いポールの先に灯るライトが星のように光り、テーブルの上を照らします。
料理は、オホーツク海でとれた海鮮を使った刺身や羊肉などの各種グリルに加え、小龍包や点心などの中華料理、そしてカリフォルニアロール風の寿司から焼き魚まであります。
これはカニのタマゴをトビコ風にまぶして、ワサビを加えたクリーム風ソースを載せた一品で、370ルーブル(550円)でした。見た目も含めて、日本人には少し違和感がありますが、ロシア料理や日本食、中華を織り交ぜているのが、最近のハバロフスクのレストランのトレンドです。同店のウェブサイトにメニューが載っているので、ご覧になってみてください。
ワインはもちろん、ウォッカやコニャック、テキーラなどお酒の種類はいろいろありますが、試してみたいのは、オリジナルカクテルです。シベリアの森でとれる果実酒が豊富なロシアらしく、フルーツや木の実がざっくりグラスに入っている、野性味あふれるカクテルがたくさんあります。ウェブサイトのドリンクメニューに写真入りで載っています。
女性のバーテンがいて、彼女がこのカクテルをつくってくれました。
場所は市内から少し離れているので、タクシーで行くといいでしょう。といっても、レーニン広場から車で10分ほどです。ホテルへの帰りのタクシーは店で呼んでもらえるので安心です。
ハバロフスクの夜の過ごし方はいろいろです。楽しんでください。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。