ハバロフスクみやげはハチミツやハーブティなどの自然派食品がおすすめです

お土産

みなさん、こんにちは! 旅行先でおみやげを買うとき、何を買えばいいのかわからなくて、いつも悩むことはありませんか。極東ロシアには、家族や友人、会社の同僚へのプレゼントとして買うべき、魅力的なおみやげがたくさんあります。

そこで、今回はハバロフスクで買える、極東ロシアの代表的なおみやげを紹介したいと思います。

ハバロフスクみやげは、自然派食品がおすすめです。

ハバロフスクみやげは、自然派食品がおすすめです。

これは、極東ロシアで生産されたさまざまな食品を箱詰めしたものです。たとえば、シベリアの森で養蜂された新鮮なハチミツやハーブティです。オホーツク海のシーソルトや昆布、そしてウニ入りのチョコレートなんてのもあります。ハバロフスク地方の周囲に広がるアムール地方やカムチャツカ地方、ヤクーツク地方の産品もあります。

極東ロシアで生産されたさまざまな食品を箱詰めしたもの

パッケージのデザインもロシア風できれいだし、バリエーションもいろいろです。どれも数百ルーブル程度で購入できるので、おみやげとしても手頃です。

身体にいい素材が多く使われていますから、家族や友人にも喜ばれると思います。

もう少し詳しくおみやげの中身を見てみましょう

右のピンクの花のパッケージの袋は、ロシアのハーブティのイヴァン・チャイ(иван-чай)です。チャイ(お茶)といっていますが、実はパッケージに印刷された紅紫色の花を咲かせるヤナギランの花と茎を乾燥させ、発酵させてつくったものです。

ロシアのハーブティ

ヤナギラン以外のさまざまな植物やハーブをミックスしたものがよく売られています。

さまざまな植物やハーブをミックスしたハーブティー

茶漉しでいれてください。味は独特の苦味や香りがあり、好みはあるかもしれませんが、ビタミンとミネラルを豊富に含み、免疫力を高める効果があるといわれています。

下の「мёд」とある瓶は、ニンジン入りリンデンのハチミツ(Липовый мёд с женьшенем)。ハバロフスクを流れるアムール川流域に自生する菩提樹「アムールリンデン」から採取したハチミツです。リンデンは薬用植物で、さらに身体にいい薬用人参(オタネニンジン)を加えてつくります。ロシア人はしばしば病気のためにそれを使います。

極東ロシアのチョコレートは、ユニークな素材を使うので有名です。たとえば、シーソルト入りチョコレート(Шоколад с морской солью)。シーソルトはチョコにとっても合うんです。これは日本にもありますよね。

昆布入りチョコレート (Шоколад с морской капустой)も、とてもおいしいですよ!

なかでも珍しいのが、ウニと昆布入りチョコレート(Шоколад с морским ежом и ламинарией)。この組み合わせはとても独創的ですが、ロシア人は大好きです。ほかにも、いろんな素材入りチョコがあるので、スーパーなどで探してみてください。

松の実もロシアの自然派食品の代表のひとつ

この写真の真ん中にマツボックリが写っていますが、松の実もロシアの自然派食品の代表のひとつです。松の実はマツボックリの中にある種で、タンパク質やオレイン酸、リノール酸が豊富といわれます。生活習慣病の予防や改善に効果があるとされ、ダイエット効果もあるそうです。

松の実入りのジャム

ロシアでは、松の実入りのジャムもあります。若くて新鮮なマツボックリを煮てジャムにして、お茶と一緒にいただきます。

これらの自然派食品は、まさに「極東からの贈り物」です。


ハバロフスク在住で、NPO法人「Душа народа(The soul of the people)」の代表を務めるアルシーノワ・タチアナさんは「国境なきキッチン」というコンセプトを提唱し、地元でとれた食材を活かした料理や文化を紹介するイベントを行っています。彼女は日本人との交流も心待ちにしているそうです。彼女の活動に興味がある人は、以下のウェブサイトにアクセスしてみてください。今回紹介したおみやげも彼女が選んでくれました。

ところで、ハバロフスクに来て、これらのおみやげはどこに行けば買えるでしょうか?

「エコドム(Экодом)」という近郊農家の野菜や自然食品、家具やインテリア雑貨などを扱うショッピングセンターがおすすめです。

エコドムは、路線バス1番でГорбольница №1下車、徒歩3分ほどです。ぜひ訪ねてみてください。

(アナスタシア・セパテシコ/ポータル セゾノフ代表)

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