甘くてクセになる中央アジアの珍しいお菓子を見つけにいこう
ロシア人は甘いものが大好きなので、お菓子の種類がハンパじゃありません。日本と同じように、甘さ抑え目なエクレアとかスイーツもありますが、もともと中央アジアからロシアにお菓子が入ってきた歴史があるので、こってり甘くてクセになる珍しいスイーツがたくさんあります。
ハバロフスクでお菓子を買うなら、スーパーやコンビニでもいいですが、中央市場がおすすめです。お菓子を丸ごと切り売りしています。種類も豊富で目移りしてしまいます。
中央アジアのお菓子の専門店「ボストーチヌィエ・スラードスチ(Восточные сладости)」も、ぜひ訪ねてほしいスポットです。オレンジと赤の縦のストライプが目印のかわいいお店です。
日本ではまだなじみのない中央アジアのスイーツやデザートを製造販売しています。
中はかなり広く、中央アジアのお菓子がケースに所狭しと並んでいます。イートインのコーナーもあり、カフェとしても使えます。
砂糖をまぶした色とりどりのグミです。100グラムで27.8ルーブル(40円)ほど。
これはロシアのマシュマロ「ゼフィール」です。卵白でつくったメレンゲに似ていますね。口の中でサクッとしますが、意外にジューシーです。100グラムで37ルーブル(50円)です。
ここからは中央アジアのお菓子です。上段の真ん中に置かれているのが「バメー(баме」)で、その右と下の段にあるのは「ムタキ(мутаки)」です。
バメーは小麦の生地をたっぷりハチミツに浸した、とてもとても甘いお菓子です。100グラムで33ルーブル(46円)。口の中に入れてかむと、ジュワーとハチミツがあふれてきます。
ムタキは中にナツメやイチジクなどを入れ、袋につめて揚げたお菓子で、香りがとってもいいんです。100グラムで120ルーブル(170円)。
このひし形でぎっしり並んでいるのは「パフラヴァ(пахлава)」です。アゼルバイジャン生まれのパイで、生地を何層にも重ねてつくり、アーモンドやクルミをトッピングしてあります。
断面を見ると、層の間にいろんな粒々があって、これがおいしいです。パフラヴァは『千夜一夜物語』にも登場する有名なお菓子で、中央アジアから西アジア、バルカン半島、北アフリカなど、イスラム圏全域で食べられるといいます。100グラムで85ルーブル(120円)。
この店では、お菓子以外にも、シャシリクなどの羊肉をローストして小麦粉の皮でロールした軽食なども食べられます。
スタッフは中央アジア出身の方々です。みなさんとってもいい笑顔をしていますね。
ボストーチヌィエ・スラードスチはレーニン広場のすぐそばにあります。散策の合間に立ち寄るのもいいですし、中央アジアのお菓子の世界を探求したい人は、ぜひ訪ねて、ここに紹介した以外の珍しいお菓子を見つけてくださいね。
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