アゼルバイジャン料理を食べたことがありますか?
みなさんは、アゼルバイジャンという国を知っていますか?
アゼルバイジャン共和国(Republic of Azerbaijan)は、ロシアの南のコーカサス地方にあるカスピ海のほとりの国です。首都はバクーといい、国民の95%がイスラム教徒の国ですが、かつてソビエト連邦の一部であったことから、他のイスラム国とは違い、宗教色は薄く、町中でアルコール類も販売されているそうです。幾何学模様の美しいアゼルバイジャンの絨毯は高く評価されています。
そんな日本から、そして極東ロシアからも遠く離れたアゼルバイジャンの料理を出すレストランが、ハバロフスクにあります。店名は首都からとった「バクー(Баку)」という店です。
では、店内を紹介しましょう。まるでアラビアンナイトに出てくる宮廷レストランのようなゴージャスでエキゾチックな内装です。
フロアは2階と3階に分かれていて、部屋ごとにデザインが異なっています。個室もあります。
この豪華ラウンジ風の部屋はカラオケルームです。ここにはもちろん、日本の歌はないと思いますが、ロシア人も、アゼルバイジャンの人たちもカラオケが大好きです。
このようなイスラム都市を見事に表現した木彫りの装飾や、古い物語を描いた絨毯画も店内のいたるところに飾られています。
ところで、アゼルバイジャン料理というのはどんなものでしょうか。同じコーカサスのジョージア(グルジア)料理に近いのですが、いくつかの代表料理を紹介しましょう。
まず、この料理写真の左上のドルマ(Dolma)で、米やひき肉をブドウの葉などで包んだ料理です。
左下のスープは、香辛料をほとんど入れずに羊肉をひたすら煮込んだハシュ(Khash)です。鶏肉のカツレツやサラダの種類も豊富です。メニューの写真を見ながら選べるので、注文も楽しめます。
ほかにも、羊や牛、ひき肉などを串焼きにしたケバブ(keba)もあり、コーカサス地方や中央アジアの定番料理です。羊肉や松の実、ドライフルーツなどの炊き込みご飯のポロウ(Plov)もそうですね。この地は温暖で、ワインも種類が豊富です。
この店のスタッフはとても陽気で世話焼きです。彼はバクー出身で、英語は話せませんが、スマホの翻訳で「日本の方を心より歓迎します」と伝えてくれました。
結局、店のスタッフ(調理を除く)全員で記念撮影になりました。濃い面々です。左から2番目のイケメンがこの店の支配人です。
場所はアイスホッケーのスタジアムがあるディナモ公園の東側にあります。路線バス1番でПостышева下車、徒歩約5分です。ウスリースキー並木通りに沿った池の噴水の近くにあります。
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