いまサハリンはスキーシーズン真っ盛り! オンラインツアー情報も注目
ハバロフスクチャンネルでは、今年からサハリンやカムチャツカ、イルクーツクなどの極東ロシアやシベリア各地の情報も発信していくことになりました。本ニュースサイトは、現地のみなさんから届いた情報をもとに、さまざまな町の話題をお送りしています。これらの地域に住むロシアの人たちは、自分の町をもっと多くの日本人に知ってもらいたいと思っているので、その気持ちに応えていきたいと考えています。
さて、第1弾はサハリンのスキー事情。成田から州都のユジノサハリンスクまでフライトわずか2時間弱という、驚くほど近い海外のスキー場を紹介しましょう。
スキー場の名は「ゴルニー・ヴォズドゥフ(Горный воздух)」。日本語の意味は「山の空気」であることから、通称「山の空気スキー場」と呼ばれています。毎年12月から5月上旬までがシーズンです。地元サハリンだけでなく、遠くモスクワやウラジオストクからもスキーヤーやスノーボーダーが訪れています。
このスキー場のゲレンデはいくつものコースがあり、全長は20km、標高は100~590mです。
歴史も古く、実は樺太時代からこの場所にスキー場がありました。
「山の空気スキー場」は最新スキーリゾートとして大きく生まれ変わりました。このゴンドラはスイス製で、スキー場のふもとからメインのゲレンデのある高台まで運んでくれます。
ゴンドラから雪で包まれたユジノサハリンスクの美しい街並みが一望できます。
難易度の異なるゲレンデごとに6つのリフトがあります。
リフトの足元では白樺並木の樹氷が見られます。
2014年のソチ冬季オリンピックのスノーボード競技でロシア人選手の活躍が注目されたこともあり、ロシアではスノーボードが人気です。
以下は、サハリン観光局が制作したこのスキー場の写真や動画です。ゲレンデを上空から空撮したドローン撮影もあり、このスキー場の魅力を余すことなく伝えています。
最近は日本人スキーヤーも訪れるようになっています。昨年冬、サハリンでスキーを楽しんだ日本人の女性は次のように話してくれました。
「2020年のお正月、コロナ感染拡大が起こる前のことですが、友人の家族と一緒にサハリンに行きました。スキー好きの友人は各地で滑っていますが、サハリンの雪質に感動していました。いわゆるパウダースノーで、ゴリゴリの場所も少なく、私も数年ぶりにスノーボードをしましたが、つまずくこともありませんでした。
友人は上級者コースに滑りに行きましたが、最新のゴンドラや行き届いた整備に満足していました。スキー場に併設されたレンタルショップでは、海外で流行している最新のウェアーや板を貸し出していて、子供のサイズも豊富に揃っていました。
何より楽しめたのがカフェタイム。マイナス10度前後の気温は、滑っているぶんには気になりませんでしたが、建物の中に入って食べたボルシチの美味しさは忘れられません。身体の芯から温まりました。
ボルシチにはピロシキが合います。ピロシキを食べたら、ロシアビールもほしいといろいろ頼みましたが、数百ルーブル(1000円程度)とリーズナブル。町の食堂のスタローヴァヤと同じように、カフェテリア式で料理が並んでいるので、指差しで通じてお会計も明朗です。
ちなみに、リフトは5時間パスで750ルーブル(約1050円)。どっぷり2日間スキー三昧でナイターまでスキーをやりたいという人には、2日間パス2800ルーブル(約4000円)が便利です。日本と比べると、ずいぶんリーズナブルにスキーが楽しめますよ」
現在の「山の空気スキー場」について知りたい人は、ロシア専門旅行会社JATMが企画している以下のオンラインツアーに参加してみてはいかがでしょうか。
【ロシアから生中継!】成田から2時間✈サハリンの街並みとパウダースノーなスキー場を見てみよう♪~zoomオンラインツアー~
2021年1月30日(土)13:00~14:00
2021年2月14日(日)13:00~14:00
※お申し込みはこちら
このツアーでは、実施当日、スキー場のふもとにある勝利広場からスキー場まで歩き、レンタルショップを参観後、ゴンドラに乗ります。そして、スキー場のカフェで質疑応答という流れになるようです。サハリンのスキーヤーやスノーボーダーたちの様子を見ることができるでしょう。
(写真提供/サハリン観光局)
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