ハバロフスクでバレエやミュージカルを観ませんか
最近、ウラジオストクのマリインスキー劇場のバレエやオペラの公演に訪れる日本人が増えていますが、ハバロフスクにも同じような劇場があります。
「ハバロフスク地方音楽劇場(Хабаровский краевой музыкальный театр)」といいます。ロシアではミュージカルや演劇が身近な存在で、大人も子供も劇場に気軽に足を運びます。
ハバロフスクの旅行会社ポータル セゾノフのアナスタシア・セパテシコさんがこの劇場の魅力を紹介してくれました。
ハバロフスク地方音楽劇場は1926年創設という古い歴史を持っています。もともとミュージカルやコメディーをメインに公演していましたが、最近は演劇やオペラ、バレエもやっています。もちろん、音楽のコンサートホールとしての役割もあります。
この劇場は、ロシアで毎年、最も優秀な舞台作品に与えられる「ゴールデン・マスク」賞を3回受賞しています。
ところで、ロシア語がわからないと、劇場を楽しむことはできないのでしょうか。
そんなことはありません。まず、劇場自体がヨーロッパ文化を代表する空間です。ぜひ中に入って、中を歩いてみてください。この劇場は1977年に建てられたもので、とても文化的な雰囲気が感じられます。
では、ここではどんな演目が楽しめるのでしょうか。
たとえば、『眠れる森の美女』は世界的に有名です。
そして、『赤いけしの花』(Красный мак)は、ロシアで有名なバレエ作品です。ダンサーたちの美しいパフォーマンスを観ているだけで、十分楽しめるのではないでしょうか。
また、ソビエト時代のドラマに詳しい方には、このミュージカル劇をお勧めします。
ロシア人には広く知られる有名なドラマ『オーディナリー・ミラクル』の公演で、2019年12月から始まりました。
歌も、パフォーマンスも、コスチュームも素敵です。
今回、私は広報担当者の案内で、劇場内を見学をさせてもらいました。もし日本のお客様で劇場の見学に関心のある方がいらっしゃいましたら、事前予約を条件に、案内することを検討すると劇場の関係者は話しています。弊社にお問い合わせください。
2階のロビーには、演劇のコスチュームの展示があります。
ここは、演劇の衣装や帽子、アクセサリー、小道具などを自前で制作しているデザイナーの部屋です。いかにもロシアっぽい衣装や布などがたくさん置かれていました。
ロシア人女性の伝統的な髪飾りであるココシニクのそばに見本の絵があり、それに従って、実際にどう作っているのかわかったので、とても面白かったです。
最後にリハーサルの様子を見学させていただきました。
舞台に上がるのは初めてのことでしたが、ここから観客を見ている俳優や女優たちはどんなことを感じているのでしょうか。私は少しだけ、それが理解できたような気になりました。
いかがでしょう。ロシアの劇場の公演は、たとえロシア語がわからなくても、面白いと思いませんか。
一般に演劇の公演時間は2~3時間くらいですが、幕間に休憩が入りますので、お茶を飲むこともできます。もし全部観るのが大変だったら、幕間の時間まで観ていかれてはどうでしょう。
演目については、劇場公式サイトを参照ください。チケットは劇場の売場で直接購入できます。
(アナスタシア・セパテシコ/ポータル セゾノフ代表)
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。