市内のあちこちで野外スケートリンクがオープンしています
ハバロフスクでは、アムール川が氷結する12月になると、市内のあちこちに野外アイススケートリンクがオープンします。
その数はおよそ12カ所で、多くの場所は市民の憩いの場である公園がスケートリンクに早変わりします。11月下旬、公園の関係者は夜のうちに水をまき、1週間くらいかけて氷のリンクをつくります。
なかでもアムール川沿いにある「文化と憩いの中央公園(парк им. Н.Н. Муравьева-Амурского)」の野外スケートリンクは人気です。
平日は14時から22時まで、土日は12時から利用できます。撮影した日は平日だったので、スケート客は少なかったですが、若者たちがコートを着たままスケートシューズに履き替え、気ままに滑っている様子が見られます。
アイスホッケーのようなスティックを持って遊んでいる少年たちもいました。でも、これはアイスホッケーではなく、バンディというオレンジ色のボールを使った別の球技で、ハバロフスクではとても盛んです。
この公園の歴史は古く、園内の高台にハバロフスクの建市に尽力した東シベリア総督ムラビヨフ・アムルスキーの銅像があります。1891年に建立されたものです。また地元サッカーチーム、スカ・ハバロフスクのホームグランドであるレーニン・スタジアムもあります。
スケートリンクがあるのは、観覧車の裏手に広がるスペースで、誰でも無料でスケートができます。
スケートシューズは園内の施設でレンタルできます。料金は1時間200ルーブル(デポジット2000ルーブル)ほどです。
そして、こちらは市内中心部にあるディナモ公園(Стадион “Динамо”)の野外リンクです。写真は、現地旅行会社ポータルセゾノフのアナスタシア・ セパテシコ さんが送ってくれました。
「今週、ハバロフスクは大雪でした。ディナモ公園の白樺並木の小道も雪で埋まりました。
ハバロフスク地方音楽劇場の裏側に、夏は陸上競技などが行われるスタジアムがあります。
それが冬にはスケートリンクになります。平日だったので、人は少なかったですが、近隣の大学から学生たちもよくスケートしに来ます。シューズのレンタルもできます」とセパテシコさんは話してくれました。
※夏のディナモ公園についてはこちら。
カール・マルクス通りをはさんだディナモ公園の反対側にもリンクはあります。ハバロフスク市レクリエーション公園(Городской Парк Отдыха г. Хабаровска)といい、子供のためのアトラクションや遊具がある楽しい場所です。
またハバロフスクの南の郊外にあるガガーリン公園(Парк им. Ю.А. Гагарина)にもスケートリンクがあります。
ロシアの人たちは野外で元気にスケートを楽しんでいますが、屋内スケートリンクも3つあります。ハバロフスクは、アイスホッケーなどのウインタースポーツが盛んなので、試合のない日など、スタジアムのリンクが市民に開放されます。
ディナモ公園の中にあるアイスホッケースタジアム「プラチナ・アリーナ(Платинум Арена)」は観光客でも気軽に利用できるスケートリンクです。
料金も1時間150ルーブル、シューズのレンタルも150ルーブルほどです。ただし、アイスホッケーのシーズンが毎年9月から翌年4月までなので、スタジアムの公式サイトで試合のスケジュールや利用時間を確認する必要があります。
先ほど少年たちが楽しんでいたバンディの専用スタジアムがハバロフスクにはあります。「エロフェイ・アリーナ(Ерофей Арена)」といいます。ここも一般開放しています。バンディについては、別の機会で詳しく紹介したいと思います。
上記2施設はスタジアムとは違い、スポーツクラブの屋内アイススケートリンクもあります。「リデル(Лидер)」といいます。
ここでは地元の子供たちのアイスホッケーチームが練習するかわいい姿を見ることもできます。
とにかく冬でもハバロフスクの人たちはとてもアクティブだということが伝わったらうれしいです。
ハバロフスクのスケートリンク情報はこちらから。
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