ハバロフスクでかわいいイースターエッグを手に入れよう
ハバロフスク在住のAyanoさんからの便りです。
イースター前日の4月11日、イギリスのエリザベス女王が「私たちはコロナウイルスに屈しません」と英国民に呼びかけたことは、日本でもニュースになりました。
グレゴリオ暦を採用する欧米諸国では、2020年は4月12日がイースターでしたが、ユリウス暦を採用しているロシア正教では、4月19日(日)がイースターでした。そこで、今回はロシアのイースターを彩るさまざまな風物を紹介したいと思います。
イースターの当日は、教会に行く人もいますし、「キリスト復活!(フリストス・ヴォスクレス)」「本当に復活!(ヴォ・イステナ・ヴォスクレス)」と、キリストの復活をお祝いしあい、家族で集まってイースターのお菓子を食べたりします。
イースターのお菓子といえば、クリーチやパスハが知られています。
クリーチは、上に砂糖や色とりどりの飾りつけがされた円筒型のカップケーキです。今年、私はハバロフスク市内のケーキショップ「Verona」でクリーチを注文しました。しっとりとしたケーキで、上に載せられた飾りつけも素敵です。
パスハは、カッテージチーズに粉砂糖、バターやナッツなどを混ぜ、型に入れて固めたお菓子です。ハバロフスクのカフェチェーン「Lavita」でも毎年販売しています。
そして、イースターといったら、やっぱり卵ですね。卵は復活の象徴とされ、ロシア正教以外でもイースターには欠かせないアイテムです。イースターが近づくと、色を付ける食用絵具やゆで卵に貼るシールが販売されます。
特にシールタイプは手も汚れず、お手軽に卵を華やかに飾ることができます。ロシアの伝統的な模様やロシア正教の教会が描かれたシールなど、ロシアらしいテイストのものもあります。軽くてコンパクトなので、イースターのころにロシアを訪れる機会がありましたら、お土産にもおすすめですよ。
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イエス・キリストの復活を祝うイースターの1週間前は、イエスがエルサレムに入場した日で、エルサレムの群衆が枝を道に敷いて迎えたとされています。そのため、日本では、宗派によって「枝の主日(日曜日)、棕櫚の主日、聖枝祭」などと呼ばれます。ロシアでは長い冬の後、いちばん最初に芽を出すネコヤナギの枝を家に飾ります。この日の前後は、大通りや教会の近くなどあちこちでネコヤナギが売られています。
イースター前日の土曜日の夜から日曜日の深夜にかけて教会で礼拝が行われます。今年もイースターを迎えた12時過ぎに幻想的な鐘の音が街に響き渡りました。今年の礼拝の様子を現地メディアが報道しています。
スパソ・ブレオブラジェンスキー大聖堂(ハバロフスク)のイースター礼拝
この礼拝が行われたスパソ・ブレオブラジェンスキー大聖堂(Спасо-Преображенский Кафедральный Собор)は、ハバロフスク市内南部のアムール川沿いの小高い丘の上にあります。
ハバロフスクの近況について、Ayanoさんは以下のように話してくれました。
「ハバロフスクでは実質5月6日まで、スーパーや銀行など生活必需品を扱う施設以外はストップしており、街も閑散としています。
罰則のある外出禁止ではないため、出歩く人もいますが、店も公園も閉まっています。
一方で様々なオンラインや宅配サービス業界が成長し、便利になっている点もあります。このような状況で新しビジネスの道を見つけた企業もあるように感じます」
ハバロフスクでは、日本と同様、ウーバーイーツのようなオンラインデリバリーサービスが盛んになっているそうです。ハバロフスクの人たちがどのように利用しているか、知りたいですね。
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