空港から市内へのアクセスにも使えて楽しいトロリーバス
日本からわずか3時間弱のフライトで着く町、ハバロフスク。玄関口である国際空港から市内へのアクセスについて紹介しましょう。
ウラジオストクに比べて空港から市内への距離は近いので、タクシーを利用するのが便利です。
ハバロフスク国際空港は、国際線ターミナルと国内線ターミナルに分かれていて、タクシー乗り場は、国際線ターミナルの前ではなく、国内線ターミナルの前にあります。
市内までは所要20分、料金は300~400ルーブルが目安です。到着ロビーに空港の公式タクシー会社「TAXI CITY」があり、そこで手配すれば運転手が荷物を運んでくれますが、料金は500ルーブルと少し割高になります。
タクシー以外の公共交通機関もあります。なかでも楽しいのがトロリーバス (Троллейбус)です。道路の上空に張られた架線による電力で走るバスです。
トロリーバスの乗り場は、新しい国内線ターミナルの前の広い駐車場の外側の通りに面した場所にあります。
ハバロフスク市内には、トロリーバスが4路線あります。そのうち1番が空港とコムソモーリスカヤ広場を約5~10分間隔でつないでいます。空港からレーニン広場まで所要約30分、コムソモーリスカヤ広場まで約40分。
ソ連時代のかなり老朽化したバスですが、車両はそれぞれ派手な広告で彩られ、とてもカラフルです。
そんなレトロなトロリーバスに乗って、のんびり市内に向かうのも悪くないのではないでしょうか。
かなりのおんぼろ車も走っています。
車内はこんな感じです。運転手は女性の場合が多いです。座席もかなり年季が入っていますが、バス停に着くと、ハバロフスク市民がいっせいに乗り込んできます。子供から大人、老人までいろんな人たちがいて、それを眺めているだけでも楽しいものです。
バスの中には、たいていおばさん車掌がいて、乗り込んできた乗客に運賃を徴収に来ます。2019年12月現在で運賃は26ルーブル。事前に小銭を用意したほうが便利ですが、100ルーブルくらいならお釣りをくれます。
もうひとつの市内へのアクセスは乗り合いミニバスです。ロシアでは「マルシュルートカ」と呼ばれています。乗り場は国内線ターミナルのすぐ前で、コムソモーリスカヤ広場行きは60番です。
(撮影/佐藤憲一)
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