ハバロフスクの空港は昨年9月に新しくなりました(ただし、国内線ターミナル)
日本から向かうハバロフスクの玄関口は、ハバロフスク国際空港です。現在、成田国際空港からS7航空の直行便が飛んでいて、夏には関西国際空港からウラル航空が運航する計画があります。
2019年9月5日、同空港の新国内線ターミナルがオープンしました。開所式には、プーチン大統領も駆けつけ、現地では大々的に報道されました。
※参照記事=05.09.2019 Президент России запустил в эксплуатацию новый терминал Международного аэропорта Хабаровск
新しいターミナルはガラス張りの美しいデザインで、年間300万人の旅客に対応できるそうです。ターミナルビルは3階建てで、チェックインカウンターの並ぶ1階ロビーの中央の柱には、19世紀半ば、「バイカル」号艦長としてアムール川河口を調査して、サハリンが島であることを発見したロシアの極東探検家、ゲンナジー・ネヴェリスコイ提督が描かれています。
ロビーにはカフェもあります。ロシアの主要バンクのATMがあるので、クレジットカードでルーブルのキャッシングができます。
これはロシアの大手通信会社で、パスポートを見せればSIMカードを購入できます。数日間の滞在であれば、500ルーブルで十分です。
このターミナルは国内線専用なのですが、なぜか「International Airport」(写真はロシア語)と書かれていることを地元のロシア人が教えてくれました。でも、実際には、日本から訪れた旅客はこのターミナルではなく、お隣の国際線ターミナルで出入国手続きをします。こちらのターミナルは少し古く、施設も小さめです。
しかし、国際ターミナルもいずれリニューアルする予定です。日本の商社双日株式会社は羽田空港と組んで国内ターミナル事業に出資しており、国際ターミナルの運営にも参画する予定です。
ハバロフスクはアムール川のほとりにある、美しいロシア建築の並ぶ大人の街です。極東ロシアやシベリア各地への基点となる要衝の地にあり、1日も早い国際線ターミナルの完成が期待されています。
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